【ひしお 万能発酵調味料】醤(ひしお)おいしくて身体に良くてお料理も楽しくなる!

醤ってご存知ですか?

『ひしお』と読みます。
私の第一印象は読み方がわからない。ひしおと読むと知る。ひしおってなんとなく聞いたことはあるけど、なんだろう醤油?といった感じでした。

このひしお、すごいんです。
おいしくて、身体に良くて、何より簡単!
もう我が家には無くてはならない存在です。

そんなひしおのご紹介です。

醤(ひしお)とは

ひしおは現在の味噌・醤油の原点とも考えられている調味料であり、古来万葉集にも詠われている伝統食品なのだそうです。

かなり栄養価が高い発酵調味料だということを知り、興味がわきました。

醤(ひしお)といっても4種類あり、肉醤 魚醤 草醤 穀醤に分けられるそうです。
今回ご紹介のひしおは穀醤です。

洋風、和風どんな料理にも合う、本当に最高の調味料です。
その理由の1つが、旨味成分のグルタミン酸の豊富さ。味わい深く、ひしおを入れるだけで料理に深みが出ます。
醤油・味噌の原点と考えられているだけあり、そのどちらの代わりにもなります。

手作り味噌や梅仕事、食育も兼ねて子供たちと一緒に何かできたら良いなと思いながらも
なかなか始められずにいたのですが、醤(ひしお)は本当に簡単でした。

そしておいしい!最高です。

醤(ひしお)の材料

醤(ひしお)の作り方です。

まずはじめに用意するもの

  • 醤麹 550g
  • 醤油 600ml ※火入れ済みのもの
  • 水 300ml
  • 昆布 15×15cm
  • 保存容器

※火入れしてある醤油とは、製造の際に火を入れているかということみたいです。
常温で売られているものなら大丈夫。
生醤油だと、醤油の菌が生きていて、醤(ひしお)がうまく発酵できないことがあるそうです。

そしてお醤油は、原材料が大豆 小麦 塩のみの丸大豆醤油を選ぶことがポイントです。
お醤油でひしおの仕上がりが変わります。
おいしいお醤油で作ると本当に美味しいです。

お水は普段お料理に使う浄水でOK。
硬水、アルカリイオン水は避けてください。
我が家は水道水を1度煮沸したものを冷ましたお水で作っています。

昆布は粘り気のないものを使用してください。
普段お料理に使う昆布でOK。

保存容器はタッパーでもOKですが、琺瑯 ガラス 陶器がおすすめです。

醤麹(ひしおこうじ)わたしはいつも楽天マラソンの時にいくつか買って
ストックしています。

乾燥ひしおこうじ(550g)【spts4】【名刀味噌本舗】楽天で購入

醤(ひしお)の作り方

まずは注意点からです。

醤(ひしお)を仕込む24時間前から、納豆を食べる、触るをしてはいけません。
ぬか漬け、ぬか床も同じくです。
菌の働きでおいしいひしおが仕上がらなくなってしまうとのこと。
仕込んだ後にも完成するまでには食べる、触るのタイミングに気をつけなければいけません。
正直、大変なのはこれくらいです。
毎日納豆を食べる方はタイミングに気をつけてください。

納豆菌は醤菌よりも繁殖力が高く、食べた後しばらくは空中にも存在しているそうです。
納豆菌がうつらないように味噌や醤油、日本酒などをを作っている方は、納豆を食べないという話も聞いたことがあります。

恐るべき納豆。
最強の健康食品。おいしいし。納豆大すき。
ひしおと出逢ってからは、納豆にひしおを入れたものが最強ご飯のお供です。
本当においしいのでみんな食べて欲しい。

ぬか漬け、ぬか床は酪酸菌という菌が醤(ひしお)の発酵を邪魔してしまうそうです。

納豆タイミングを調整できたら、いよいよ醤(ひしお)の作り方です。

⒈ 手を洗う
自分の菌を入れることも大切なことと考え、我が家は石鹸は使わず流水でゴシゴシ。あまり神経質にならず、普段通りの手洗いで大丈夫だと思います。

⒉ 醤麹を保存容器に入れる

⒊ 醤油を入れる

⒋ 水を入れる

⒌ 昆布を入れる
手でちぎったり、はさみで1口大に切って入れるとあとで混ぜやすいです。
食べるときも食べやすい。

⒍ 底からよくかき混ぜる
容器の底に沈んでいる醤麹を救い上げるようにして全体を混ぜます。
醤麹をつぶしながら全体的に混ぜます。

⒎白いモヤモヤが出てきたらおしまい

これで1日目は終了です。
あっという間に終わります。5分くらい。
私は全部の作業を6歳の子供にやってもらっています。
最後に混ぜる部分のみ、家族で参加します。そこでみんなの菌を注入です。

このあと1週間ほど混ぜる作業を続けます。

⒏ 2日目からは1日に1回以上底から全体的に混ぜる
混ぜるときには、酸素を送るように天地返しをするイメージです。
24時間以内に納豆を食べていなければ、1日に何度かき混ぜても問題ありません。たくさん酸素を送ってあげます。
おいしくなあれ〜と話しかけたりしています。

⒐ 1週間続けて完成
温度により発酵進度が変わります。
アルコールの匂いがすると発酵の証です。
夏場は5日ほどで完成します。


  • 1日に1回は混ぜるようにしましょう
  • 納豆を食べるタイミングに気をつけましょう
  • 保存の適温は20〜30度 冷蔵庫には入れません

私は夕飯に納豆を食べることが多いので、夕飯前に混ぜ、また次の日の夕飯前に混ぜるというリズムで過ごしました。
夕飯に納豆を食べなかった日は、翌日の朝 昼 夕飯前と何度か混ぜることもあります。家族の誰か1人でも食べたときは、混ぜることはできません。

混ぜるのを忘れてしまった、、、
そんなこともあるかもしれません。
もちろん毎日混ぜるに越したことはないのですが、1日2日混ぜられなかったとしても、問題なく完成できることが多いと思います。
ひしおはとっても強いです。

醤(ひしお)の良いところ悪いところ

私が感じたひしおの良いところと悪いところをまとめてみます。

良いところ

良いところは本当にたくさんあります。

  • おいしい
  • 簡単に無添加の調味料が作れる
  • お料理の幅が広がる
  • 家族みんなで食べられる
  • 腸内環境を整えてくれる
  • 免疫力が上がる
  • 美肌・美白効果がある
  • 食育につながる
  • 子供と作ることが楽しい
  • 常温保存でOK

簡単に作れておいしくて、お料理の幅も広がる主婦の味方です!
そして子供が作ることを楽しんでいます。
我が家では名前を付けて読んでいます。今キッチンにいるのはミツイ4号。
本名 三井寿(ひしおとひさしが似ていることから子供が1号のときに命名)

最近は腸内環境を整えることが、病気にならない体作りにつながるとも言われていますよね。
菌活という言葉も聞かれるようになり、発酵食品を食べることは体にとても良いとされています。
納豆やヨーグルトと同じくらい、手軽に摂ることのできる発酵食品です。

ひしおは加熱処理を行わないため、非加熱の状態で腸内にビフィズス菌を送ることができます。
腸内環境を整えて、体の調子を整えてくれるのです。

悪いところ

悪いと言うまで正直気にならないのですが、敢えて挙げるならば。

  • 毎日混ぜる手間がある
  • 気をつけないと塩分摂取量が増える
  • 作るのに1000〜2000円程度掛かる

発酵調味料は塩分が気になる部分もあると思います。
おいしいので、気をつけないと摂り過ぎてしまうことも。
摂取量は調整が必要だと思います。

【まとめ】気になったらぜひ1度作ってみてください

醤(ひしお)は簡単でおいしく、1週間で作れる本当に万能の調味料です。
お料理のレパートリーも増え、時短にもなるので忙しいお母さんにおすすめです。
お湯を入れるだけで、おいしいスープになります。

気になったらぜひ、1度作ってみてください。

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